WORLD AVIATION JOURNAL

世界中の様々なエアラインを求めて、西へ東へ飛ぶ旅へ。世界のエアライン搭乗記、ホテル宿泊記など。

FLT10.中国南方航空 CZ8374便 セブ→広州

南国らしいターミナルから出発

楽しいセブ島滞在を終え、帰国の途へ。とは言っても日本までダイレクトに飛ぶわけではなく、中国南方航空を利用することになります。ここセブから広州に飛び、中国国内線に乗り換えて西安に向かうルートで、ここでは広州までのフライトをご紹介。


セブ・マクタン国際空港へは鉄道のアクセスはないので、必然的にバス、ジプニー、タクシーを使うことになります。タクシーを降りると、ターミナルは結構きれいで、外観も屋根の形が独特。このターミナルは2018年7月にオープンしたばかりで新しく、これまで使っていた旧ターミナルは国内線用に。なので利用する際はどちらのターミナルなのかを把握しておいたほうがいいと思います。


Eチケット控えを見せてターミナルに入ると、中は木のぬくもりが感じられ、天井からも外光が差し込んでとても明るい雰囲気でした。飾ってあったクリスマスツリーも背後のステンドガラスとよく合っています。

日本だとツリーはクリスマスが終わるとすぐに片付けてしまいますが、海外だとしばらくの間飾っておくことが多いようです。


チェックインカウンターは随分と長い行列ができていて、待ち時間は30分を軽く超えました。皆荷物が多いのと、広州で乗り継ぐ人が多いので時間が余計にかかっていたようです。行きの雲南祥鵬航空とは正反対で、グローバルエアラインの中国南方航空らしく客層は多国籍。広州で乗り継いで欧米に向かう人も。


因みにセブ空港では2月14日まで、空港で買い物をするとハーレーダビットソンのバイクが当たるキャンペーンを開催中です。興味のある方は是非。


私の後ろにも数名並びに来ましたがそれ以降は誰も来なかったのでどうやら最後のほうのチェックインだったようです。となると窓側に座るのは絶望的。念のために空いているか聞いてみたところ、やっぱりダメだったようで、セブのきれいな海を機窓から眺めることは諦めるしかないようです。乗り継ぎ便の国内線も空いていないらしく、早速どのくらい写真が撮れるのか心配するハメに。

搭乗券に押されている「PAID」のスタンプは、空港税を既に払っていますよ、と言う印。フィリピンでは未だに、航空券や航空会社によっては空港で空港税を改めて支払わなければならない場合があり、その場合は保安検査場前の支払いカウンターで行います。もっとも今回のような場合でも、一度支払いカウンターに立ち寄る必要があり、支払い証明書のようなものをホチキスで留めてもらってからようやく保安検査場に向かうことになります。

座席は非常口座席で足元広々

出発3時間近く前に空港に着いたにもかかわらず、チェックイン、保安検査で随分と待たされたこともあって、制限エリア内で食事や買い物をゆっくりと楽しむ時間はなし。私は世界中の旅先でマグネットを買ってコレクションしているので、セブの街中で買いそびれたこともあってショップで1個購入。コレがとんでもなく高くて、1個18USD。約2000円もします。特段作りが凝った物でもなく、フツーのマグネット。だいたい市価の約4倍。それでもせっかく来たし、次またいつセブ島に来れるかわからないので結局は買ってしまいました。


ぼったくりマグネットを購入したあとは、時間もないのでゲートへ。搭乗機はB737-800。ビジネスクラスが最前列の4席のみというのは、最近の中国南方航空のナローボディ機のトレンド。その後ろにプレミアムエコノミー、エコノミーと続いています。


私の座席は通路側とはいえ、非常口座席を指定されました。リクライニングできない、足元に荷物を置けないといったデメリットはありますが、座席のピッチは広めなので割と快適です。航空会社によっては有料で販売している座席でもあります。


個人用モニターは装備していませんが、シートは割と新しいタイプのようで、足元にはUSB電源と、アームレストにはオーディオシステムが用意されていました。


機内誌と安全のしおり。


シップはプッシュバック後、しばらく待機。エンジン始動のタイミングと重なったために空調が数分間弱まり、機内の温度が少し上昇。暑さを感じた乗客が頭上のエアコンノズルを調節していたため、何本もの腕が上に伸びていました。エンジンが点火するのに時間がかかっていたので、多少のトラブルがあったのかもしれません。


その後は特に問題もなく、滑走路へ向けてタキシング。周りの乗客はセブ島で遊び疲れたのか既に寝てしまっている人も多く、私の横2人も寝ています。なので通路側にもかかわらず、離陸の際にはマクタン島の美しい海を撮影できました。

機内食はアタリ

フィリピンと広州は割と近くて2時間少々。その間に機内食が提供されます。セブにもケータリング施設はありますが、この便では広州で往復分を積んできたようで、渡された機内食はボックスとメインが別々の典型的な中国スタイル。ボックスの中身はパン、サラダ、バナナ。メインディッシュでチョイスしたフィッシュ&ライスは白身魚のフライと野菜がご飯の両サイドにあり、合わせて食べると美味い。久しぶりに「コレは!」と思えるものでした。

私は中国の機内食は基本的には問題なく食べられるので、不味い不味いと言いながら食べたことはないのですが、この機内食は中国に抵抗のある人にもオススメしたくなるほど。中国南方航空では割と「アタリ」を引く確率が高いような気がします。


食後は照明も消され、しばらくの間のんびりと過ごすことに。機内はほぼ満席で、後方に空席が若干あった程度。リゾート便らしくビジネスマンはまずおらず、ほぼ全員が観光客か出稼ぎに向かうような雰囲気のフィリピン人。そういえば空港では、別れを惜しみ涙を流す家族たちが数組いたような。ビーチリゾートを楽しむ私達とは別に、自国にはロクな仕事がなく出稼ぎに頼らざるを得ないフィリピンという国の現実。目的地の広州はCZのハブ空港で、様々な行き先に乗り継ぐことができるので、前述したように中国人のみならず、いろんな国の、いろんな目的のいろんな思いを持った乗客で座席は埋められています。

そうこうしているうちにシップは南シナ海を飛び越え、香港付近から大陸上空へ。窓からうっすらと見えた広州は、相変わらずガスっていてある意味中国らしさを感じました。


広州白雲国際空港には16時44分に到着。ここから国内線に乗り継ぐのですが、イミグレーションで中国入国後、手荷物受け取り場には向かわず、国内線乗り継ぎの案内に従ってセキュリティチェックを行う流れになります。


最近は中国の地方都市と海外を結ぶフライトに多く乗っていたので、どうしても中国人乗客ばかりの便が多かったのですが、この便はさまざまな国の人で賑わい、久しぶりに「国際線らしい」フライトを味わうことができました。中国南方航空は武漢、鄭州、長沙、ウルムチ、瀋陽などにも拠点を持っていますが、中国国外からからこういう都市へのフライトの場合はどうしても乗客は中国人ばかりになりがち。それはそれでマニアックで面白いのですが、たまにはこういう「王道ルート」もいいなと思えるフライトでした。

搭乗日 機種 登録記号
2019年12月30日 B737-800 B-1413