WORLD AVIATION JOURNAL

世界中の様々なエアラインを求めて、西へ東へ飛ぶ旅へ。世界のエアライン搭乗記、ホテル宿泊記など。

FLT7.浙江長龍航空 GJ8036便 名古屋(中部)→西安

突如やってきた中国のエアライン

今年の冬スケジュールから、日本と中国を結ぶ路線の新規就航、増便が行われ、便数がぐっと増えました。その多くは既に日本に乗り入れている航空会社によるものが多いのですが、新たに日本乗り入れを始めた航空会社も存在します。その1つが浙江長龍航空。文字通り浙江省の杭州を拠点にしているエアラインですが、今までは中国国内線がメインで、あまり見る機会がありませんでした。そんな浙江長龍航空ですが11月7日に名古屋〜西安線で日本初乗り入れ。 同社のWeiboにも初便を祝う投稿があります。結構派手にやるんですねw



YouTuberやTwitterの報告では、 セントレア発の初便の乗客は2名だとか、その後も数名しかいなかったなどという話をよく聞きましたが、水色と赤を基調としたデザインがカッコいいと前から思っていて、せっかく日本に来たのなら是非乗ってみたいと思っていました。

という訳で今年の年末旅行は迷わず浙江長龍航空のチケットを予約。他の人のレビューも少なく、ある意味未知ともいえるエアラインとあって、出発数日前から楽しみにしていました。

カッコいい機体デザイン、若い男性クルーが多い

出発時間は夜10時、後の出発便はホノルル便かタイ国際航空の深夜便くらいしかないところに、ちゃっかりと中国行きのフライトが設定されているのが最近の中部国際空港。少し早めに空港に着いたこともあって展望デッキに出てみましたが強風と寒さですぐに退散。それでもイルミネーションはしっかりと点灯されていて、みんな寒さに耐えながら写真を撮っていました。


その後チェックインカウンターへ。残り便数も少ないのでこれだけしか開いていませんw


カウンターにはほとんど人がいなくて、今日のフライトもガラガラなのか…と思いながら搭乗券を受け取ると、SEQが81と、既に意外と多くの乗客がチェックインしている事に驚きました。今日もめちゃくちゃ少ないと思っていたのに。


この便は杭州からやってきて折り返すので、遅れがないかフライトレーダーで確認。今日は冬型の気圧配置で偏西風も強いのか、遅れるどころか早着予定でひとまず安心。


そしてこの便は就航以来、かなりの確率でバスゲート。セントレアの中では辺鄙なところで、この時間はすべてのお店が閉まっているのでバスゲートは少し萎えます。


搭乗口にもしっかりと浙江長龍航空のロゴが。見慣れないだけあって結構かっこいい。昇龍が火を吹いている感じで、ある意味中国らしいデザイン。


自分の後にどれだけの人がチェックインしたのか分かりませんが、ゲート前には結構な人が集まっていて、ひょっとしてほぼ満席なのかも?と思うほど。バスに乗り、搭乗機へ。外はかなりの強風で、グラハンも大変です。シップは登録記号B-8560、2017年製のA320-200。


機内は至ってシンプルで、オールエコノミーの174席。シートはレカロ社製で、黒の皮張りに赤い上下可動式ヘッドレスト。シートピッチは気持ち広い程度です。


座席の上部に安全のしおり、下部のネットにはゴミ袋。ネットはあまり開かないので小物類しか入りません。


オリジナルの機内誌はなく、「中国民航」という冊子がありました。コレは中国民用航空局が発行している冊子で、中国の航空会社であればエアラインの機内誌とともにシートポケットに入っているんですが、持って帰られたりしてあまりお目にかかれません。


キャビンクルーはおそらくチーフパーサーっぽい女性を除き、全て若い男性クルー。 もともと中国のエアラインは男性CAは多いですがここまで多いのは初めて。体育会系上がりの筋肉質な感じで、これなら機内の秩序も保たれるだろうと思うと安心。コレが若い女子ばかりだとやたら上から目線で無茶な要望やクレームを入れてくるヤツが必ずと言っていいほど出現しますからねw

座席は7割くらいが埋まっている状況。半分以上は中国人乗客ですが、年末年始休みに入っているので日本人もそれなりにいました。何せチケット代が安いので、若い人が多いという印象。 私のチケットも1ヶ月ほど前の予約で往復で27000円ほど。内10000円程が諸税費である事を考えればかなり安く、少なくともこの時期の国内線の片道運賃並の値段で名古屋と海外を往復できるのなら、国内なんか私の視界からはすっかり消え去ってしまいますw


シップは冷たい向かい風を突っ切って、夜のセントレアを離陸。L側だったので名古屋市内の夜景は見えず、三重県側を見ながら飛びます。


離陸後しばらくは機内は消灯されていたので、機窓に広がる美しい夜景をたくさん撮影することができました。夜便は機内が明るいと映り込みが酷いことも多いので暗い方がありがたいです。


大阪の美しい景色を眺めたあたりから、機内が明るくなり、CAのオニイサンが恭しく機内食を配ってくれます。 夜も遅めなのでボックスに入った軽食。その時点でもう既に嫌な予感…



やっぱり。箱を開けると、パン、ヨーグルト、そして搾菜。 パンとヨーグルトならまだしも、何故搾菜を付けるのか理解に苦しむ。ひとつひとつは美味しいんですが、何故このセットにするのか?中国人は貪るように食べていましたが、私はパンやヨーグルトの味が残った状態で搾菜を食べるのが嫌なので、ドリンクが配られるのを待ってから、デザートみたいな感じで食べました。

食後は寝てしまいましょう

シートには個人用モニターやオーディオなどの設備は付いていないので、機内食を食べた後は特にやることがなくなります。西安到着は深夜2時。到着後はターミナル泊の予定。仮眠が取れるとはいえ実質徹夜状態になることを覚悟しなければならないので、ちょうどまた機内の照明が消されたこのタイミングで自分も目を閉じてしばしの休息。

1度目が覚めると上海上空。右下に虹橋空港の綺麗な灯りが見えます。


その後はまたしっかりと眠っていたようで、降下を始める少し前までぐっすり。まずうっすらと照明がつき、間もなく着陸態勢に入っていくとのアナウンス。さらに西安の気温は-2℃ということで、冬本番を迎えつつある名古屋よりもさらに寒いようです。さすが大陸性気候。


CAのオニイサンは着陸に備え、座席の見回りをしていきます。私は食べ終わった機内食のボックスと紙コップを渡しそびれて寝てしまったのでテーブルの上にそのままにしてあったのですが、それに気づいた兄ちゃんは 回収していくのではなく、座席下部のネットに挟んで終了。なかなかこういう対応って無いので不思議でした。紙箱くらい持っていってくれればいいのに。私の席を含め、座席のネットに入っているゴミ袋がクシャクシャになっていたのが気になっていたんですが、その理由がなんとなく理解できた気がします。


真夜中真っ只中の午前2時過ぎ、西安咸陽国際空港にランディング。さすがにこの時間だとほとんどのフライトは終わっていますが、ディレイした国内線がこのくらいの時間になることもあるそうです。


やがてレアなチベット航空の横にスポットインして無事西安に到着。ボーディングブリッジに一歩出ると寒さがぐっと伝わってきます。


入国後、到着ロビーに出る前に、もう一度このキャラクターのお出迎えがあります。


今回の旅行は浙江長龍航空に搭乗する事が目的の1つだったのでようやく乗る事ができてよかったのですが、いかんせん到着時間が遅すぎてこの路線は眠気と戦わなければならない所がツラいところ。さらにフライト時間が4時間弱という中途半端な所要時間なので、こういう便は寝てしまうこともフライトを快適に過ごすための方法の1つ。前半は夜景や食事を楽しみ、後半はしっかり休めば快適な時間を過ごせるのではないかと思いました。

搭乗日 機種 登録記号
2019年12月27日 A320-200 B-8560