WORLD AVIATION JOURNAL

世界中の様々なエアラインを求めて、西へ東へ飛ぶ旅へ。世界のエアライン搭乗記、ホテル宿泊記など。

FLT1.吉祥航空 HO1387便 上海(浦東)→名古屋(中部)

吉祥航空のビジネスクラスで帰国

10月末は職場の年下の同僚と上海へ。目的は某アーティストのライブ。海外慣れしていない彼は海外ライブが決まるとよくついてきてくれとお願いしてくるのですが、今回結局はそのお願いを断り切ることが出来ずに同行する事に。とは言ってもやっぱりライブはテンション上がります。正直言って曲の80%くらいは知らない曲だったけど、それはそれで楽しいひと時を過ごすことができました。


現地の滞在時間、ライブ前に上海でやりたい事とかをいろいろ考えると、往路はLCCの春秋航空を使い、復路は吉祥航空で帰国するのが一番ベストでした。因みに吉祥航空の上海→中部のビジネスクラスは片道でも結構安いことがあって、今回も上海→中部の片道で2万4000円くらいでお得だったので、半ば無理矢理了解を得て予約しました。


吉祥航空の出発は第2ターミナルから。個人的には何度も何度も来てますが相変わらず人がとても多く、さすが世界的メガシティー・上海。トイレさえもっとキレイになってくれれば言うことないんですけどねw


フライト情報を見ても便数がとても多く、さすがハブ空港。自分の便を見つけるのにも少々時間を要し、ようやく見つけた私のフライトの出発時間は13時05分。懸念していたディレイや欠航もなし。案内に従いJカウンターでチェックイン。


Jカウンターに着くと、さっそくジネスクラスや上級会員用のカウンターへ。赤い絨毯と黒いソファーがあり、高級感を演出しているのはいいんですが、ソファーにふんぞり返って寝ているJJIが雰囲気を台無しにしてしまっています。いかにも中国らしいと言えば中国らしいけども、ビジネスクラスでもチェックインにかかる時間はエコノミーと大差ないんだし、ソファーなど無くてもいいんじゃないのと私は思う。設置したところでこの人みたいな輩が出てくるであろうことはある程度予測できることだし、こういう使い方をされるのは航空会社としても乗客としても決して許されるものではないし。


もらった搭乗券を見ると私の座席は1F。R側の最前列。嫌なわけではないんですが、足元に荷物を置けないので、自分では座席指定する時はまず選択しない席。今回はスカイスキャナーから予約サイト経由で手配し、事前に座席は選べなかったので仕方がない。窓側席のリクエストが通っただけでも感謝しないとダメですねw

よく変わる指定ラウンジ

今回はビジネスクラスの利用なので、ラウンジが利用できます。吉祥航空はスターアライアンスのコネクティングメンバーということで中国国際航空のラウンジが使えるのかなと思いきや、指定ラウンジは77番ラウンジ、中国東方航空とプラザプレミアムラウンジが共同で展開するラウンジでした。プライオリティパスの他、各航空会社の上級クラス、クレジットカードの上級会員などが利用できるラウンジとなっています。


以前はもう少しこぢんまりした、複数の航空会社での共同ラウンジでしたが、その後スターアライアンスの準メンバーになったということで同じスターアライアンスの中国国際航空のラウンジを使用していました。しかし今回は中国東方航空のラウンジということで毎年のようにラウンジが変わっています。


提携するプラザプレミアムラウンジといえば、食事のレベルが高いという印象があって、香港やバンコクで利用した際も豊富な種類の料理が提供されていましたが、ここ上海の料理は如何に。

ワイン、ウイスキーなどのアルコール類、焼きそば、豚肉炒めなどの中華料理がラインナップ。ぶっきら棒なおばちゃんが作ってくれるヌードルバーや点心もありました。

パン、サラダも揃っています。


ヌードルもいいと思ったんですがこの後機内食もあるので控えておくことに。


ラウンジ利用客の客層は悪くなく、無料居酒屋と勘違いして酒盛りやってる日本人客はいませんでした。彼らがいるのといないのとではラウンジの快適度は大きく左右されます。

珍しくバスゲートではない

搭乗時刻が近づいて来たのでラウンジを後にし、ゲートに向かいます。搭乗口はD80。見慣れたD◯◯◯(←数字3桁)というバスゲートではありません。最近はLCCであってもなくても沖止めばっかりだったのでこの空港でPBBを通って搭乗するのは本当に久しぶり。最近大きなターミナルができたのでその分余裕ができたのかもしれません。


PVGでは数年ぶりにこのアングルで搭乗機を撮影できます。登録記号はB-8457、A321-200で名古屋に飛びます。


今回はビジネスクラスなので、お子様連れの後に続いて機内へ。ビジネスクラスは2-2の4アブレストが2列の計8席。A321のビジネスクラスは12席とか16席程度にしているエアラインが多い中、吉祥航空はさらに少ない座席数。

ビジネスクラスの座席はシートピッチ102㎝、幅72㎝、リクライニング角は110°。個人用モニターや電源類はなし。


このシップはビジネスクラス8席、エコノミークラス190席の計198席。他にもビジネス16席のタイプも保有しているみたいですが、この便は専ら前者のタイプが投入されているようです。


吉祥航空HPより。シートマップはA321仕様ですが左上の飛行機の写真は思いっきりA320。

高いサービスホスピタリティー

着席するとウェルカムドリンクのサービス。今回はオレンジジュースをオーダー。ビジネスクラスの担当は若い男性クルーでした。


続いておしぼりのサービス。


前方のシートポケットには機内誌と、免税品カタログ、新聞、ゴミ袋が入っていました。


また、中国らしいデザインのスリッパもあります。


発着便数が多い浦東空港なので、ドアが閉まってもすぐにはプッシュバックされません。しばらく外を眺めていたら、中国国際航空のA321がスポットイン。


搭乗はスムーズに完了していたようで、プッシュバック(=出発時刻)は定刻どおり。長いタキシングの後は数機の離着陸をやり過ごす必要があるのでやはりこの空港でスムーズに飛び立つのは容易ではないようです。

後から転がってきた中国東方航空のA330を先に行かせたりしながら、離陸の順番が回ってくるのをひたすら待ちます。


ようやく自機の順番が回って来て、相変わらず茶色く濁った長江を眺めながらテイクオフ。


混雑する上海上空ではなかなかスムーズな上昇はできないようで、旋回を繰り返しながらゆっくりと高度をあげていきます。浦東、虹橋だけでなく、寧波、無錫、南通といった上海近郊の街の空港を発着する飛行機ともルートが被ったりするエリアなので、複雑な航空路なんだろうなーといつも思います。

分厚い雲を抜けると、揺れも少なくなってきて、機内食の準備が始まります。IFEが無いのでその間は機内誌を読んだり、ぼーっと外を眺めたり。結構な睡魔が襲ってきましたが頑張って起きてました。因みにビジネスクラスは8席中7席が埋まっていてなかなかの盛況ぶりです。


30分ほど経って、ようやく機内食が配られました。離陸前にオーダーを取り、確か3種類からのチョイスでした。私はその中からポーク&ライスを選択。

短距離路線なのでコースではなくワントレー。メインの見た目が真っ黒で美味しくなさそうに見えますが、それは豚の角煮の上に一緒に煮た搾菜が乗っているから。一緒に食べると非常に美味しい。中国の料理は苦手な人も多いのですが、この料理にはローカルフードにありがちな独特の香辛料などの味を感じることはなかったので、搾菜さえ食べられるのであれば全く問題無いと思います。アルミの器に入っているのはスクランブルエッグにトマト風味のソースがかかっているもので、ごくごく無難な味。後はパン、フルーツ、チョコレートケーキが付きます。

飲み物はコーヒーをオーダー。インスタントコーヒー。


国際線なので高度もそれなりに高いはずですが、まだ上空には雲もあって、東シナ海上では時々揺れます。

最近の中国のエアラインのレベルは確実に上がっている

上海から中部国際空港へのフライトは、偏西風の影響もあってわずか2時間程度で着いてしまいます。なので食事をとってゆっくりするのもつかの間、割とすぐに着陸に向けてディセント開始。


RWYは36運用だったようで、紀伊半島の南から北上し、三重県志摩地方を通りセントレアへ向けてアプローチ。天気は良好で、当然ですけど青空が綺麗に見えます。中国ではそれが貴重で、どこへ行っても白っぽいスモッグに覆われているか灰色の空。これから寒くなっていくと、石炭で暖をとったりするので日によってはカオスな状態になります。そんな汚い空気から少しでも逃れたくて、観光資源が多く近くて気軽に行ける日本に旅行に行く人民様は非常に多く、毎月のように新路線が就航し、日中間の便数は右肩上がり。「洗肺旅行」なんて言葉が流行ったこともあったし。


16時20分ごろ、陽が傾くなか、自機の影を地面に落としながらランディング。


16時26分、17番スポットに到着。


今日から冬スケジュールということで、この飛行機は折り返し、同日新規開設される無錫便の初便になります。吉祥航空は南京便も運航していますが、今回の無錫便に加えて上海便も来年1月に増便予定と、中部国際空港発着路線を増やしており、今後の路線展開、使用機材などに注目していきたいと思います。


吉祥航空は何度か乗っていますが、客室乗務員のホスピタリティーは正直日本のエアラインと大きな差はないと思います。機内食は中国スタイルのワイルドなものが出されることが多いので好き嫌いは分かれると思いますが、クルーはてきぱきと働いているし、言えば出来る限り対応してくれる。正直日本語はほとんど通じないと思ったほうがいいけれども、簡単な英語ならどのクルーも通じるので特に問題はなし。ビジネスクラスも2万円代から買えるときもありますし、エコノミーでも割安なことも多いのでオススメです。

搭乗日 機種 登録記号
2019年10月27日 A321-200 B-8457